半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズは、MEMSレーザービームスキャニング(LBS)システムを用いて自動車ディスプレイ技術の進化に向けて、マレリと提携すると発表した。
インフィニオンのLBS技術をベースにしたこのソリューションにより、マレリは従来のディスプレイの制約から解放された没入型コックピット体験を創出することが可能となる。この最先端技術は、「上海モーターショー2025」におけるマレリのブースで展示されている。
インフィニオンのセンサー・RF事業部門責任者のトーマス・シャフバウアー博士は、「自動車業界におけるコックピットデザインの革新的な光学ソリューションへの需要が加速しており、インフィニオンはこれらのソリューションをかつてないスピードで顧客に提供することに注力している」と述べている。