ミネベアミツミは、フィリピンのセブ島ダナオ市にある同社のセブ工場で、新棟(14号棟)の起工式を行った。この新棟建設は、半導体後工程の生産能力を現状の3倍に拡大することを目的としている。
セブ工場は1989年の操業開始以来、拡大を続けており、現在では従業員約2万人規模の工場となっている。半導体の生産やカメラ用アクチュエータ、コネクタなど、幅広い製品を手がけている。
新設される14号棟では、2階フロアに約8000平方mのクリーンルームを構築し、2027年から最先端の半導体薄型パッケージ用高生産性ラインを順次立ち上げる計画だ。これにより、セブ工場における半導体後工程の生産能力を現状の3倍に拡大する。