英ケータハムの入門レース、次世代エンジン搭載で新時代へ…2026年から

ケータハムアカデミー選手権
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ケータハムは、2026年以降のケータハムアカデミー選手権に使用するエンジンの新たな供給元として、ホースパワートレインの一部門のホーステクノロジーズと正式契約を締結した。

2026年のケータハムアカデミーカーには、ホーステクノロジーズの1.3リットル4気筒HR13ターボチャージャーエンジンが搭載される。このガソリンエンジンは特別なチューニングが施され、132psの出力と5150rpmで176Nmの最大トルクを発揮すると予想されている。

ホーステクノロジーズは、ルノー、ジーリー(吉利)、アラムコのグローバル合弁企業であるホースパワートレインの一部門で、次世代のハイブリッドおよび内燃機関システムの開発・製造を行っている。完全なパワートレインに加え、最先端のエンジン、ギアボックス、モーター、バッテリー、電力制御システムも生産している。

HR13エンジンは、2008年以来ケータハムアカデミーシリーズに使用されてきたフォードシグマエンジンに代わるものだ。

1995年に設立されたケータハムアカデミーは、イギリスにおける新人レーシングドライバーのための選手権として知られている。これまでに1400人以上の新人ドライバーがこの有名なレーシングシリーズを通じてモータースポーツの世界に足を踏み入れている。

ケータハムアカデミーパッケージは、公道走行可能な『セブン』を使用し、7レースと1スプリントからなる選手権、2回の専用練習日、レーシングライセンス取得のための1日コース、トラックサイドでの技術サポート、そしてシリーズを通じて経験豊富なチームによるガイダンスを含む。この選手権を通じて、ドライバーは車両コントロール、レースクラフト、そしてレーシングの仲間意識の喜びを学ぶ。これはイギリスの他の新人選手権では提供されていない独自の特徴だ。

《森脇稔》

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