MAN、トラック需要低迷でも7.2%の営業利益率達成…2024年通期決算

MANの新型EV『eトラック』
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フォルクスワーゲングループ傘下のMANは、2024年通期の決算を発表した。欧州トラック市場の急激な縮小にもかかわらず、同社は堅調な業績を維持した。

販売台数と売上高は前年比で減少したものの、調整後営業利益率は7.2%と安定を保った。MAN社のアレクサンダー・ブラスカンプCEOは、「厳しい経済環境下での懸命な努力が実を結んだ」と評価している。

特にバン部門とサービス事業、トラック部門の国際市場開拓が好調だった。外部向けエンジン事業や防衛部門からの受注増も業績に寄与した。2024年終盤から2025年初頭にかけて、トラック部門の受注は緩やかながら着実な改善を見せている。


《森脇稔》

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