中国の吉利(ジーリー)傘下のECARXは、フォルクスワーゲングループの車両向けに次世代デジタルコックピットソリューションを供給すると発表した。
ECARXが供給するのは、同社の第4世代デジタルコックピットコンピューティングプラットフォーム「Antora 1000」と、ソフトウェアアーキテクチャ「Cloudpeak」を組み合わせた完全なデジタルコックピットソリューションだ。Antora 1000は、SiEngine社の7nmハイパフォーマンスSE1000 System-on-Chip(SoC)をベースにしている。
一方、CloudpeakはAndroid AutomotiveオペレーティングシステムとLinuxをベースとした柔軟でモジュラーなプラットフォームだ。Googleマップ、Googleアシスタント音声制御、Google Playストアなどのサービスに加え、Android AutoやApple CarPlayなどのモバイル統合、その他の地域のモバイルエコシステムやサービスを統合できる。