日野、自動運転トレーラーの実証実験…港湾物流の自動化めざす

港湾資機材に正着する車両
  • 港湾資機材に正着する車両
  • 運転補助機能付き車両
  • TOS、車両管制システム、車両が連携した運行の流れ

日野自動車、三井E&S、苫小牧埠頭運輸は、苫小牧港東港区の苫小牧国際コンテナターミナルで「コンテナヤード内横持トレーラー運行の高度化に関する技術開発」の実証実験を行った。

この実験は、深刻化する労働力不足や作業者の高齢化に対応するため、港湾物流の自動化・効率化を目指すものだ。具体的には、コンテナの運搬を行う横持ちトレーラーの運行を高度化する技術の開発と検証が行われた。

現在、港ではドライバーが紙の指示書に基づいて車両を運行しているが、今回の実験では運転補助機能付きの横持ちトレーラーがターミナルオペレーションシステム(TOS)からの作業指示を受けて運行した。これにより、乗員の作業負担が軽減され、走行時の安全確保に集中できるようになる。


《森脇稔》

特集