エバーブルーテクノロジーズ、北海道エアポート、およびスズキは2月26日に、北海道の新千歳空港において自動除雪の実証実験を共同で実施した。
冬期の安全な空港運営の為に、除雪作業は必要不可欠だが、労働力不足や作業負担の増大という課題が存在している。また、様々な降雪パターンに対応しながら効率的に空港を運用するためにより効果的な除雪手法が求められている。これらの課題を解決するため、スズキの「電動モビリティベースユニット」を活用したエバーブルーテクノロジーズの無人除雪機「除雪ドローンV3」により、遠隔操作・自動運転機能による省人化に加え、電動駆動による環境負荷の低減を目指すという。
同実証実験で用いられた「V3プロトタイプ」は、2023年よりスズキの電動モビリティベースユニットを使ったモデルとして自動運転機能とあわせて開発中のものだ。スズキは長年培ってきた走破性や安定性といった移動の技術をロボット業界に提供し、パートナーが自律走行やAIなど様々な技術を組み合わせることで、ロボットによる物流や除雪、土木建設、計測・監視など様々な分野の課題解決をパートナーとともに目指している。