オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS)は、住宅向けの新しいマルチV2Xシステム「KPEP-A-2シリーズ」を4月より発売すると発表した。
このシステムは、従来の単機能V2Xシステムに太陽光発電と電気自動車(EV・PHEV)のハイブリッドシステムを統合したものだ。
環境省が推進する「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けて、2035年までに新車販売の電動車比率を100%にする目標が掲げられている。これに伴い、電気自動車の普及が急速に拡大すると見込まれている。V2Xシステムは、EVを大容量の蓄電池システムとして活用し、貯めた電気を住宅(V2H)や施設(V2B)で利用できるようにする技術だ。
新しい「KPEP-A-2シリーズ」の特徴は、太陽光発電とV2Xを1つのシステムとして動作させるハイブリッドV2Xシステムをラインナップに加えたことだ。これにより、太陽光で発電した直流電気をそのままEVへ充電できるため、電力変換のロスを削減できる。
