大塚商会は、業界初となる「Bi-Fuel LPガス電源車」を発売すると発表した。この車両は、トヨタ『ハイエース』をベース車として採用し、走行時にLPガスとガソリンの両方を利用可能なバイフューエルシステムを搭載している。
この新型車両の特徴は、LPガス専用で稼働する発電機を搭載していることだ。これにより、クリーンで安定した電力供給が可能となる。災害時の移動型発電機としての活用だけでなく、アウトドア活動や移動型ビジネスなど、多用途に活躍できる新しいモビリティソリューションとして期待されている。
普通免許で運転可能なハイエースの高い機動性と耐久性を活かしつつ、環境性能と実用性を両立させている点も注目される。ガソリンが枯渇した場合でも、LPガスで走行できるハイブリッド車としての機能も備えている。
さらに、緊急時には発電機を利用し、スターリンク(衛星回線)と連携することで無線通信が可能になる。これにより、災害時のコミュニケーション手段としても活用できる。