ホンダ、MCリテールエナジー、Kaluza Japan、ALTNAの4社は12月10日、電気自動車(EV)の充電を自動で最適化する「スマート充電」の実証実験を開始したと発表した。この実証実験では、ホンダのEVを実際に所有するユーザーを対象に、実用性と事業性の検証を行う。
カーボンニュートラル実現に向けて、EVの普及促進とともに再生可能エネルギーのさらなる利活用が不可欠だが、再生可能エネルギー由来の電力の発電可能時間帯と実際の電力需要の間には需給ギャップが存在する。また、EVの普及が進むと、夜間の自宅でのEV充電時間帯など、特定の時間帯に電力需要が集中することで電力系統への負荷が高まることが懸念されている。
4社は、今後のEVの普及・拡大を見据えて、電力の需給ギャップの解消や再生可能エネルギー活用の促進、また電力系統の安定化に向けた新たなエネルギーサービスの検討を進めてきた。