【株価】いすゞが急落、通期業績下方修正を嫌気した売りに押される

いすゞエルフミオ
  • いすゞエルフミオ

11日の日経平均株価は前週末比32円95銭高の3万9533円32銭と小幅続伸。先週トランプ氏の勝利を織り込む「トランプ・トレード」で上昇したとあって、上値では利益確定売り、戻り待ちの売りが優勢な展開。

後場入り後は、香港などアジア市場が軟調に推移したことも相場の重しとなったが、わずかにプラス圏で取引を終了した。

先週末のニューヨークダウは259ドル高の4万3988ドルと反発。トランプ次期政権の減税や規制緩和などの経済政策が米景気を押し上げるとの期待感から主力株が買われ、過去最高値を更新した。

ハイテク株主体の米ナスダック市場は4日続伸。電気自動車(EV)のテスラは8.10%高。同社株式の時価総額は2年7か月ぶりに1兆ドル台を突破。米大統領選のトランプ効果で一気に大台回復を果たした格好だ。

外国為替市場で円相場は1ドル=153円台前半へ下落したが、自動車株は総じて軟調。


《山口邦夫》

特集