インド初の半導体工場、タタと台湾PSMCが建設へ

台湾PSMC本社
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タタ・エレクトロニクスと台湾のPowerchip Semiconductor Manufacturing Corporation(PSMC)は、インド初の半導体工場建設に向けた技術移転契約を締結した、と発表した。

タタ・エレクトロニクスは、インドの電子製造業界の先駆者であり、今回の契約はグジャラート州ドレラにおける最先端の半導体工場設立に向けた重要な一歩となる。

この契約に基づき、PSMCは設計および建設支援を提供し、インド初のAI対応の最新鋭グリーンフィールド工場を建設する。工場の月間製造能力は最大5万枚のウェハーに達し、データ分析や機械学習を活用した次世代の工場自動化機能を備える。この新工場では、パワーマネジメントIC、ディスプレイドライバ、マイクロコントローラ(MCU)、高性能コンピューティングロジックなどのチップが製造され、AI、自動車、コンピューティング、データストレージ、無線通信などの市場の需要に応える。


《森脇稔》

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