ロールスロイス・モーターカーズは9月25日、米国ニューヨークにプライベート・オフィスをオープンした。これは北米では初のロールスロイスのプライベート・オフィスだ。
この新設オフィスは、北米の顧客に常駐するビスポーク・デザイナーと直接連携し、パーソナルなオーダーを実現する機会を提供する。
ロールスロイス・モーターカーズのクリス・ブラウンリッジCEOは、「ニューヨークに常設のプライベート・オフィスが開設されたことは、アメリカ大陸のロールスロイスにとって重要な節目」と述べた。さらに、北米の顧客からのエンゲージメントに応え、デザイナーにはエキサイティングで意欲的なコミッションを創出することが求められている、と強調した。

北米市場はロールスロイスにとって最大の市場であり、過去3年間でビスポークの複雑性と創造性が飛躍的に高まっている。新設されたプライベート・オフィス・ニューヨークは、この重要な地域における取り組みの価値をさらに高め、販売台数よりも価値創造に重点を置くロールスロイスの基本理念を支えるものだ。
ニューヨークのミートパッキング・ディストリクトに位置するこのオフィスは、予約制。北米の顧客は、常駐するデザイナーと直接相談できる。高級感あふれるスタジオには、ファブリック、ペイント、レザーなどのサンプルやローカルのアーティストによる作品が展示されている。デザイナーと顧客が協力し、嗜好や個性を反映した独創的なロールスロイスをつくり上げるプロセスが進行する。
今後、プライベート・オフィス・ニューヨークでは、ロールスロイスのプライベート・コレクションへのアクセスも用意される予定だ。