新型インホイールモーター発表、800V技術でトルク1500Nm…英Protean Electric

英Protean Electricの新型インホイールモーター
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インホイールモーター(IWM)を手がける英国のProtean Electric(プロティアン エレクトリック)は9月4日、Gen5 ProteanDriveモジュラーアーキテクチャに基づく新製品を発表した。この新製品は、800Vdc技術の導入が特徴だ。

英国UTACミルブルックで開催された「Cenex Expo 2024」の英国政府パビリオンで、新製品と新技術の一部を展示した。

今回発表された製品には、コンパクトで軽量なProteanMotor Pm18-800Vが含まれており、110kWの出力と1500Nmのトルクを発揮する。また、800V SiC Twinverterも発表されており、これは500kWのインバーターで、デュアル250kWインバーターとして構成され、650Armsのフェーズ電流と98.5%のピーク効率を実現する。

プロティアン エレクトリックの最高技術責任者であるスティーブン・ランバート氏は、「インホイールモーターは、優れた効率、性能、設計の柔軟性を提供することで電気自動車の未来を変革しており、今日、私たちはこのイノベーションの最前線にいることを証明しました。当社のIWMの経験とGen5モジュラープラットフォームの適応性により、業界をリードする800V SiC ツインインバーターと並んで、コンパクトで軽量な製品であるPm-18 800Vを作成できます。これらの製品を大量生産可能な状態で提供し、厳格なテストと検証に重点を置くことで、私たちは次世代の電気自動車への道を切り開いています」と語っている。


《森脇稔》

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