カワサキモータースジャパンは8月23日、スーパーチャージャーを搭載した唯一無二のスーパーネイキッド『Z H2』と『Z H2 SE』の2025年モデルを発表した。価格は205万7000円から。
Z H2は、「スーパーチャージャーの圧倒的なパワーで、スーパーネイキッドを更に進化させる」をコンセプトに誕生した1台。998cc水冷4ストローク並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンは、最高出力147kW(200ps)/11,000rpm、最大トルクは137Nm(14.0kgf・m)/8,500rpmを発揮。圧倒的なパワーを持ちながら、軽量コンパクトな車体デザインによってその名の通り高次元なバランスを実現。

スーパーチャージドエンジンの扱いやすい低中速域の出力特性と同時に、車体設計においても低中速域での優れた旋回性を追求。キャスター角、フロントフォークオフセット量、ホイールベースなどの車体ディメンションを最適化し、スーパーネイキッドZシリーズの特長である軽快なハンドリングを実現している。
“SUGOMI”&Minimalistをコンセプトとしたスタイリングは、機能的でありながら圧倒的な個性を放つ。
カワサキ最先端の電子制御ライダーサポートシステムは、高度な車両姿勢認識を行うボッシュ社製のIMU(慣性計測ユニット)から取得したデータを、さまざまな電子制御技術と連携。また、「カワサキコーナリングマネージメントファンクション」として、コーナーの進入から頂点、出口まで、制動力(KIBS)やエンジン出力(KTRC)を調整。加速から減速、減速から加速に移行するときの車体の挙動をスムーズにすることで、コーナリング時にライダーが意図したラインをキープすることが出来るようアシストする。
またフラッグシップモデルならではの機能として、モードセレクト機能、クルーズコントロールシステム、クイックシフター、専用スマートフォンアプリとの連携なども備えている。

さらに「SE」では、KECS(カワサキ電子制御サスペンション)を装備。スカイフックテクノロジーを実装した前後の電子制御サスペンションは、よりスムーズな乗り心地をもたらし、快適性と楽しさを向上させる。また、ブレンボ社製のStylemaモノブロックキャリパーとマスターシリンダーを採用したフロントブレーキコンポーネントは、制動力とコントロール性をさらに向上させている。
2025年モデルではカラー&グラフィックを変更。Z H2は「エメラルドブレイズドグリーン×メタリックマットグラフェンスチールグレー」、Z H2 SEは「メタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー」となっている。価格はZ H2が205万7000円、Z H2 SEが234万3000円。