ボルボは6月25日、2019年に初めて市場に投入された電動トラックが、5年間で、延べ走行距離8000万kmを達成した、と発表した。
これは地球を約2000周する距離に相当する。この成果により、CO2排出量が6万8000トン削減され、運転環境も大幅に改善されたという。
ボルボは2019年から、世界45か国で3500台以上の電動トラックを販売している。新たなデータによると、これらのトラックは商業交通において8000万km以上を走行しており、同じ距離をディーゼル車で走行した場合、2500万リットル以上のディーゼル燃料が消費される計算になる。
ボルボは電動トラック分野での早期参入により、ゼロエミッション輸送に関する独自のノウハウを築いてきた。この知識は次世代の電動トラック開発にも活かされている。電動トラックを導入した運送会社は、排出ゼロの輸送を行うことで競争力を高めている。また、充電インフラの最適化や運行ルートの効率化により、投資の最大化が図られている。