NTTデータとデンソー、ソフトウェア領域で包括提携

イメージ
  • イメージ

NTTデータデンソーは6月12日に、ソフトウェア領域での包括提携に関する覚書を締結した。両社は戦略・人財・技術の協力関係を深化させ、日本の自動車産業の発展や社会課題解決への貢献を目指す。

デンソーは車載ソフトウェア技術に強みを持ち、NTTデータはクラウド技術に強みを持つ。両社の提携により、大規模かつ高度な車載ソフトウェアを高速かつ効率的に開発・提供することを目指す。また、高度ソフトウェア人材の拡充・育成強化や、グローバルに展開可能なモビリティサービス基盤の創造を進め、Software Defined Vehicles(SDV)時代に向けてクルマの魅力の進化と未来のモビリティ社会の実現に貢献する。

第一弾の取り組みとして、2030年までに3000人規模のソフトウェア開発体制を整備することを目指す。自動運転や電動化、コネクティッドなどの技術進化に対応するため、車載ソフトウェアの開発力強化と効率化が求められている。また、ソフトウェアがクルマやサービスの価値を飛躍的に高める「SDV」の考え方が広がり、ソフトウェア開発の重要性が増している。

NTTデータとデンソーは、これまでも連携・協力してきた。2016年にはデンソーがNTTデータMSEへの資本参加を通じて車載ソフトウェア開発を推進し、2022年には電動車向けバッテリーの業界横断エコシステム構築を開始した。


《小崎未来@DAYS》

特集