ボルボカーズがCO2排出量75%削減へ、2030年に完全EV化めざす…新目標を発表

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ボルボカーズ(Volvo Cars)は1月12日、2030年に向けたサステナビリティに関する新たな目標を発表した。

新たな目標では、車両1台あたりのCO2排出量を、2018年比で75%削減する。平均的な車1台あたりの事業活動におけるエネルギー使用量を、2018年比で40%削減する。また、全車両の平均リサイクル率30%を達成し、新型車のリサイクル率を35%以上にする。事業活動における水の使用量を、2018年比で1台あたり平均50%削減する。さらに、ボルボカーズの事業活動から排出されるすべての廃棄物の少なくとも99%を、再利用またはリサイクルすることを目指している。

ボルボカーズの現在の目標は、2040年までに温室効果ガス排出量をゼロにすることだ。これは、2040年までにクライメート・ニュートラルな企業になるという目標をさらに拡大するもので、炭素除去は、避けられない排出を軽減するためだけに用いるという意図がある。ボルボカーズは、炭素除去に頼る前に実質的な排出量を削減することを最重要視しており、サプライヤーにも同様の取り組みを奨励している。

ボルボカーズは2030年、完全なEVメーカーになると同時に、2018年を基準として、車1台あたりのCO2排出量を75%削減することを目指している。EVのみを販売することに加えて、サプライチェーンと事業活動の両方から排出されるCO2を30%削減することで、CO2削減目標を達成できると見込む。


《森脇稔》

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