コンチネンタル、成長中のユーザーエクスペリエンス事業を独立へ…主力の自動車部門を再編

コンチネンタルの新戦略を発表するニコライ・セッツァーCEO
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コンチネンタル(Continental)は12月4日、主力の自動車部門を再編し、ユーザーエクスペリエンス事業を独立させると発表した。

コンチネンタルの自動車部門に属するユーザーエクスペリエンス事業では、車載ディスプレイやヘッドアップディスプレイ、デジタルインストルメントクラスターなどを手がけており、マーケットリーダーのひとつに成長している。ユーザーエクスペリエンス事業は2023年通期(1~12月)、約35億ユーロの売上が見込まれており、2022年以降では累計で70億ユーロ以上の受注を獲得している。

コンチネンタルは、高い成長を遂げる価値創造事業分野への注力を強化する。これにより、自動車部門は、ユーザーエクスペリエンス事業の独立に備える。このステップにより、ディスプレイとHMIコントロール事業に対する新たな戦略的選択肢が開かれるという。コンチネンタルはまた、今年度の連結売上高に約14億ユーロ寄与すると予想される自動車部門のさらなる事業活動のための政策も検討している。


《森脇稔》

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