トヨタの燃料電池バスはディーゼル車を改造…パリ2024オリンピック・パラリンピックで活用

ディーゼル搭載車を改造したトヨタの燃料電池バス
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トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は10月19日、ディーゼルエンジン搭載のバスのパワートレインを、燃料電池のEVに改造した車両を、「パリ2024オリンピック・パラリンピック」の来場者の移動手段として活用すると発表した。

トヨタは、水素燃料電池モジュールをGCKに供給し、イタリアのイヴェコ(IVECO)製バス10台をゼロエミッションのEVに改造する。改造されたバスは、カーボンニュートラルな輸送サービスを提供するフランスのB.E.Green社が購入し、パリ2024オリンピック・パラリンピックの来場者の移動手段として活用する。

改造にあたって、バスの前部にあるディーゼルエンジンとトランスミッションは、出力370kWの電気モーター、バッテリー、トヨタの燃料電池モジュール「TFCM2-B」に置き換えられる。このアプローチとコラボレーションにより、トヨタは燃料電池モジュールの柔軟性と、従来の輸送手段をゼロエミッション車両に転換する可能性を実証するという。


《森脇稔》

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