三菱商事と第一交通産業、三菱オートリースは、再生可能エネルギーを活用して、車両を電気自動車(EV)中心とする次世代型タクシー営業所の運用を開始した。
第一交通産業の子会社である北九州第一交通の門司営業所にEV12台、充電器、太陽光発電システム、エネルギーマネジメントシステムを導入する。また、門司港営業所にはEVを6台と充電器を順次導入する。走行中の二酸化炭素排出量がゼロのEVをタクシー車両に活用するとともに、EVのエネルギーを太陽光発電の電力を使用することで、タクシー事業のゼロエミッション化に取り組む。
3社はEVが本格普及していくのを見据え、タクシー業界で進みだした数台規模の導入ではなく、大規模なEVタクシーの導入による営業所単位での運用モデルの構築を目指す。特に門司営業所は、太陽光発電を最大限に活用、EVのエネルギーに関しても環境負荷軽減、走行コスト軽減、災害による停電に対するレジリエンス強化に取り組む。