廃棄物原料の国産クリーン水素製造の事業化目指す…出光興産と米スタートアップが協働

検討を開始した水素製造のイメージ
  • 検討を開始した水素製造のイメージ

出光興産は、廃棄物から水素を製造する事業を手がける米国のスタートアップ企業H-サイクルとの協働で、都市ごみなどの廃棄物を原料とした日本産クリーン水素製造の事業化を検討する。

従来の水素製造は、天然ガスなどの化石燃料が原料が主流となっている。今回、事業化を検討するのは、国産資源である廃棄物を原料として活用することで、国産のクリーン水素の製造・供給を目指す。

製造するクリーン水素は、産業用途や燃料電池車などのモビリティ用途に加え、合成燃料の原料としての活用も想定する。今後、各地域の自治体、設備運営・保守などを担うパートナー企業などの協力も得て製造事業の実用化検討する。日産約200~300トンの廃棄物を処理して水素を製造する初期プラントを、2030年代前半に建設することを目指す。


《レスポンス編集部》

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