【株価】日産が500円台回復、2月の世界生産が好調

日産の米ミシシッピ工場
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日経平均株価は前日比237円29銭高の2万8020円22銭と反発。金融システム不安の後退から欧米市場が上昇した流れを受け、幅広い銘柄に買いが入った。2月の鉱工業生産指数が予想値を上回ったこと、外国為替市場での円安も買いを誘い、3月10日以来3週間ぶりに2万8000円台を回復した。

30日のニューヨークダウは141ドル高の3万2859ドルと続伸。金融システム不安が収束しつつあるとの見方から買いが優勢な展開となった。もっとも、31日に米連邦準備理事会の(FRB)が重視する物価指標の発表を控え、上値は限定的だった。ハイテク株主体の米ナスダック市場は続伸。

円相場が一時1ドル=133円台半ばと2週間ぶりの円安水準まで下落したことを好感し、自動車株はほぼ全面高。


《山口邦夫》

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