JR九州は1月12日、電力貯蔵装置を活用した「デマンドレスポンス」を4月から実施すると発表した。
JR九州では、筑肥線と唐津線唐津~西唐津間で電車の制動時に発生する回生電力を唐津変電所(佐賀県唐津市)の電力貯蔵装置に蓄えており、通常は購入電力とのバランスを取りながら電車の加速に利用しているが、電力逼迫の際は貯蔵電力を積極的に供給するデマンドレスポンスを行なうことで購入電力を削減し、電力需給の安定化を図るとしている。

これについては、大阪ガス、Daigasエナジーとの間で一般送配電事業者(九州電力)が実施する電力需給安定化へ向けた調整力電源の公募調達(調整力公募)に参加することが合意されている。
