川崎重工業は11月10日、2022年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。モーターサイクル&エンジン事業などの好調により、増収増益となった。
売上収益は前年同期比11.6%増の7597億円。モーターサイクル&エンジン事業、航空宇宙システム事業などが増収となった。事業利益はモーターサイクル&エンジン事業、エネルギーソリューション&マリン事業、航空宇宙システム事業での増益が寄与し、同74.8%増の308億円、税引前利益は同143.3%増の359億円、四半期利益は事業利益の増益に加え、為替差損益の好転などにより、同229.1%増の237億円となった。
モーターサイクル&エンジン事業は、製品供給不足による欧州向け二輪車の減少や、中国ロックダウン等による一過性の影響はあったものの、北米向け、東南アジア向け二輪車及び北米向け四輪車が増加したことに加え、為替レートが円安に推移。売上高は同28.2%増の2651億円となった。事業利益は、原材料費、物流費の高騰、固定費の増加はあったものの、為替の影響に加え、二輪車及び四輪車それぞれが拡販や値上げの効果により増収したことなどにより、同46.6%増の280億円となった。