泉北高速鉄道に16年ぶりの通勤用新型車…南海8300系ベースの「9300系」 2023年夏

9300系のエクステリア。南海8300系に準じたステンレス車だが、前頭部のみは鋼製。車体カラーは泉北高速鉄道のラインカラーとして定着しているブルーとアイボリーが採り入れられている。足回りには遮音性が高い全閉内扇型主電動機(モーター)が採用され、車内外の騒音が低減される。
  • 9300系のエクステリア。南海8300系に準じたステンレス車だが、前頭部のみは鋼製。車体カラーは泉北高速鉄道のラインカラーとして定着しているブルーとアイボリーが採り入れられている。足回りには遮音性が高い全閉内扇型主電動機(モーター)が採用され、車内外の騒音が低減される。
  • 9300系のインテリア。木目調をベースとして落ち着きとやすらぎの空間を演出。シートカラーは既存車両に合わせられ、車内照明はすべてLED化される。窓には複層ガラスが採り入れられ保温・遮熱性を向上。シート、吊り手、手すり、窓などには抗ウイルス・抗菌加工が施される。液晶ディスプレイ式の車内情報装置は4か国語対応。
  • 床面にピクトグラムを表示した「車いす・ベビーカースペース」。
  • 優先座席は他のシートと異なるカラーとし、一般座席との違いを明確にする。
  • ベビーカーやキャリーバッグの利用者向けに設けられる多目的スペース。
  • 泉北高速鉄道の7020系。既存車のブルーとライトブルーのラインカラーは9300系の登場を機にブルーのみに統一される。

中百舌鳥(なかもず)駅(堺市北区)と和泉中央駅(大阪府和泉市)を結ぶ泉北高速鉄道線を運営する泉北高速鉄道は11月11日、通勤用の新型車両「9300系」を2023年夏に導入すると発表した。

泉北高速鉄道の自社車両としては、2017年1月に登場した『泉北ライナー』用12000系以来の新型車両で、通勤用車両としては2007年4月に登場した7020系以来となる。

泉北高速鉄道の7020系。既存車のブルーとライトブルーのラインカラーは9300系の登場を機にブルーのみに統一される。泉北高速鉄道の7020系。既存車のブルーとライトブルーのラインカラーは9300系の登場を機にブルーのみに統一される。

南海電気鉄道(南海)の8300系をベースにした車両で、前照灯や車内照明など、すべての灯具にLEDを採用することで、従来の3000系と比べて消費電力を50%程度低減する省エネ車となる。

9300系のインテリア。木目調をベースとして落ち着きとやすらぎの空間を演出。シートカラーは既存車両に合わせられ、車内照明はすべてLED化される。窓には複層ガラスが採り入れられ保温・遮熱性を向上。シート、吊り手、手すり、窓などには抗ウイルス・抗菌加工が施される。液晶ディスプレイ式の車内情報装置は4か国語対応。9300系のインテリア。木目調をベースとして落ち着きとやすらぎの空間を演出。シートカラーは既存車両に合わせられ、車内照明はすべてLED化される。窓には複層ガラスが採り入れられ保温・遮熱性を向上。シート、吊り手、手すり、窓などには抗ウイルス・抗菌加工が施される。液晶ディスプレイ式の車内情報装置は4か国語対応。
床面にピクトグラムを表示した「車いす・ベビーカースペース」。床面にピクトグラムを表示した「車いす・ベビーカースペース」。

4両編成2本計8両が導入される計画で、泉北高速鉄道線のほか、南海高野線難波~中百舌鳥間でも運用される。

優先座席は他のシートと異なるカラーとし、一般座席との違いを明確にする。優先座席は他のシートと異なるカラーとし、一般座席との違いを明確にする。ベビーカーやキャリーバッグの利用者向けに設けられる多目的スペース。ベビーカーやキャリーバッグの利用者向けに設けられる多目的スペース。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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