アキュラのSUV『RDX』、272馬力「VTECターボ」搭載…2023年型を米国発売

アキュラ・リンクとメンテナンス・パッケージを無償付帯

静粛性を追求した「アドバンスパッケージ」

アマゾン「アレクサ」を車載化

2.0リットル「VTECターボ」とセグメント初の10速AT

アキュラ RDX
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ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは10月17日、小型プレミアムSUV『RDX』(Acura RDX)の2023年モデルを米国で発売した。現地ベース価格は、4万1350ドル(約615万円)だ。

◆アキュラ・リンクとメンテナンス・パッケージを無償付帯

現行RDXは3世代目で2018年春、ニューヨークモーターショー2018でワールドプレミアされた。新開発のプラットフォームと、最新のアキュラのデザイン言語「アキュラ プレシジョン コンセプト」や、「アキュラ プレシジョン コックピット」を導入。現地では、レクサス『NX』などと競合する小型プレミアムSUVで、アキュラブランドの米国最量販車だ。

2023年モデルには、強化されたセキュリティや各種遠隔操作が特長の「アキュラ・リンク」サービスが、3年間無料で付帯する。

また、「アキュラ・メンテナンス・パッケージ」も2年間、無償で付帯。このパッケージには、オイルとフィルターの交換、タイヤのローテーション、各種点検が含まれている。

◆静粛性を追求した「アドバンスパッケージ」

ドアやダッシュボード、センターコンソールには、ブロンズ仕上げのアルミトリムを標準装備した。サドルブラウンのインテリアも採用する。「アドバンスパッケージ」では、オープンポアのウッドトリムが添えられる。

アドバンスパッケージは、リモートエンジンスタート機能を備えている。アドバンスパッケージのカーゴエリアに12ボルトの電源コンセントを装備することで、機能性を追求している。

アドバンスパッケージは、RDX史上、最も静かなキャビンを目指した。これは、ルーフに遮音材を追加し、ボンネットの下とダッシュボードに遮音材を追加することで実現したという。後部ドアには、断熱材と吸音ガラスも装備した。荷室にも遮音材を追加し、リアハッチのインナーカバーに防音材を追加している。

◆アマゾン「アレクサ」を車載化

また、「テクノロジーパッケージ」には、Qi互換のワイヤレススマートフォン充電とLEDアンビエント照明の「IconicDrive」が装備される。アキュラのIconicDriveシステムにより、27種類のアンビエント照明の色の組み合わせから1つを選択できる。リアカメラウオッシャーも、テクノロジーパッケージの一部に含まれる。

テクノロジーパッケージには、厚いカーペットパッドを導入した。フロントの遮音材に加えて、ロードノイズと風切り音を低減する吸音ガラスを採用した。ダッシュボードの遮音パッドはエンジンノイズを低減し、Dピラーの構造はロードノイズを低減させるという。

ワイヤレスApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」、USB-C充電ポート、アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」などを標準装備した。車載アレクサを利用すると、ドライバーはアレクサに特定のアドレスや興味のある場所への移動、音楽の再生、電話の発信、オーディオの再生、天気の確認、スマートホームデバイスの制御、駐車場の検索などを依頼できる。さらに、7インチフルカラーメーターディスプレイには、デジタルスピードメーターが採用されている。

◆2.0リットル「VTECターボ」とセグメント初の10速AT

パワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。最大出力272hp、最大トルク38.7kgmを発生する。先代RDXの3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンに対して、3.8kgmトルクが向上。トランスミッションは、セグメント初の10速ATを組み合わせている。

《森脇稔》

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