近鉄が特急『あをによし』と『ひのとり』を増発 12月17日にダイヤ改正

奈良線と京都線を走る観光特急『あをによし』。改正後は京都~奈良間に1往復が増発される。
  • 奈良線と京都線を走る観光特急『あをによし』。改正後は京都~奈良間に1往復が増発される。
  • 『あをによし』の新しい時刻。
  • 平日朝に大和西大寺から1本が増発される80000系『ひのとり』。
  • 京都市営地下鉄烏丸線から乗り入れる近鉄京都線の急行。

近畿日本鉄道(近鉄)は10月12日、ダイヤ改正を12月17日に実施すると発表した。

特急や観光列車では、19200系により大阪難波~近鉄奈良・京都間で運行されている観光特急『あをによし』の時刻を変更し、京都~近鉄奈良間に1往復を増発するほか、80000系『ひのとり』では平日に限り、大和西大寺7時17分発大阪難波行きを増発する。

『あをによし』の新しい時刻。『あをによし』の新しい時刻。

このほか、京都線では高の原(たかのはら)駅(奈良県奈良市)に停車する特急を9~12時台に6本、名古屋線では久居(ひさい)駅(三重県津市)に停車する特急を2本それぞれ追加。伊勢志摩特急では平日13本、土休日12本の行先が五十鈴川行きに変更される。

平日朝に大和西大寺から1本が増発される80000系『ひのとり』。平日朝に大和西大寺から1本が増発される80000系『ひのとり』。

一方、一般列車では奈良・京都・橿原線を中心に運転区間や列車種別、編成、時刻などが変更される。

奈良線では阪神電気鉄道(阪神)へ乗り入れる快速急行が平日夕ラッシュ以降も尼崎駅(兵庫県尼崎市)での連結・解放作業を要しない8両編成になることに伴ない、奈良~神戸三宮間の到達時間が5分程度短縮される。また、東花園駅(大阪府東大阪市)では大阪難波行きの終電が8分繰り上げられ、23時43分発となる。

京都市営地下鉄烏丸線から乗り入れる近鉄京都線の急行。京都市営地下鉄烏丸線から乗り入れる近鉄京都線の急行。

京都線では、平日に京都を6時33分~9時21分に発着する京都~新田辺間の普通列車が全列車6両編成となるほか、京都市営地下鉄烏丸線国際会館から近鉄奈良まで乗り入れる平日の急行を昼時間帯から朝夕時間帯の運行に変更される。名古屋線では白子5時58分発鳥羽行き急行が増発される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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