インフィニティの最上位SUV『QX80』、400馬力V8搭載…2023年型を米国発表

アマゾンの音声アシスト「アレクサ」を車載化

12.3インチの「INFINITI In Touch」ディスプレイ

インフィニティの「ダブルアーチグリル」採用

5.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンに7速AT

インフィニティ QX80 の2023年モデル
  • インフィニティ QX80 の2023年モデル
  • インフィニティ QX80 の2023年モデル
  • インフィニティ QX80 の2023年モデル
  • インフィニティ QX80 の2023年モデル
  • インフィニティ QX80 の2023年モデルの室内
  • インフィニティ QX80 の2023年モデルのディスプレイ
  • インフィニティ QX80 の2023年モデルのシート
  • インフィニティ QX80 の2023年モデルのシート

日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは10月5日、フルサイズSUV『QX80』(Infiniti QX80)の2023年モデルを米国で発表した。

◆アマゾンの音声アシスト「アレクサ」を車載化

QX80は、インフィニティブランドの最上位SUVだ。現行型は2世代目モデルとなる。レクサス『LX』やランドローバー『レンジローバー』などに対抗するモデルだ。現行QX80には、インフィニティの新しいデザイン言語を導入。インテリアはハンドメイドで作り込まれ、豪華なキャビンが演出されている。

2023年モデルのQX80には、アマゾン「Amazon」の音声アシスト「アレクサ(Alexa)」を車載化した。音声コマンドだけで、音楽の再生、電話の発信、スマートホームデバイスの操作などを行うことができる。ステアリングホイールには、車線逸脱警告システム用のハプティック(触覚)テクノロジーを追加している。

2023年モデルのQX80には、「インフィニティ・プレミアム・ケア」を追加した。このメンテナンスプログラムでは、最大3年間の点検、オイル交換、タイヤローテーションなどを無償で行う。

◆12.3インチの「INFINITI In Touch」ディスプレイ

インフィニティ QX80 の2023年モデルのディスプレイインフィニティ QX80 の2023年モデルのディスプレイ

2023年モデルのQX80では、ワイヤレスApple「CarPlay」とUSBベースのグーグル「AndroidAuto」を備えたワイドスクリーンの高解像度12.3インチ「INFINITI In Touch」ディスプレイを採用した。すべてのグレードに標準装備されているこの新しいディスプレイには、車線案内付きのナビゲーションとインフィニティの「InTouch」サービスが含まれている。

シートレイアウトは3列で、革張りのシート、ヒーター付きフロントシート、2列目のキャプテンシートが標準装備された。ドライバーをサポートするために、新開発のワイヤレススマートフォン充電器が、Bose製プレミアムサウンドシステムと「インテリジェント・クルーズ・コントロール」とともに採用されている。

ナビリンクを備えた最新の「プロパイロットアシスト」を用意した。QX80は、ナビゲーションシステムから分析されたデータによって、カーブに進入する前や高速道路の出口の手前で、自動的に減速を行う。

◆インフィニティの「ダブルアーチグリル」採用

インフィニティ QX80 の2023年モデルインフィニティ QX80 の2023年モデル

QX80の外装には、インフィニティのシグネチャーデザイン言語を取り入れた。力強く筋肉質なデザインに、象徴的な「ダブルアーチグリル」とシグネチャーヘッドランプを組み合わせて、存在感を追求している。ボディサイズは、全長5340mm、全幅2030mm、全高1925mm、ホイールベース3075mmとした。

トリプルライトガイドテクノロジーを採用したヘッドランプも備えており、あらゆる角度から最大の照明と視認性を実現する、と自負する。ハイビームアシスト付きの自動オン/オフLEDヘッドライトと、LEDフォグランプを標準装備した。アダプティブフロントライティングシステムも選択できる。リアのスリムでシャープなコンビネーションテールライトは、ヘッドランプの形状を反映したデザインで、LEDテクノロジーを採用している。

リアは、視覚的に重心を上げるように設計されたシャープで細いテールライトを装備した。インフィニティの特長の三日月形にカットされたDピラーは、ルーフラインと平行に配置された。パワーリフトゲートとワンタッチ開閉のパワースライディングガラスムーンルーフが、全車に標準装備されている。

◆5.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンに7速AT

2023年モデルのQX80には引き続き、5.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する。7速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、最大出力400hp、最大トルク57.1kgmを発生する。後輪駆動が標準装備。インフィニティのオールモード4WDがオプションで選択できる。

ドライバーは、センターコンソールのダイヤルを介して4WDシステムを調整できる。システムは通常はオートモードになっており、コンピューター制御のトランスファーケースを使用して、最も牽引力のあるホイールにエンジントルクを即座に配分する。ハイレンジ設定は、適度なオフロード走行と雪に耐えるように設計されている。ローレンジ設定により、ドライバーは、より多くのトラクションが必要な場合に、急な傾斜やより厳しいオフロードに挑むことができるという。

4WDシステムは、4輪アクティブブレーキリミテッドスリップシステムによってバックアップされている。このシステムは、各ホイールに自動的にブレーキをかけることでホイールスピンを抑え、他のホイールへのトルクの再配分を行い、トラクションと制御を最大化する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集