相鉄・東急直通線の運賃に整備費用を転嫁…相鉄40円・東急70円、定期券では特例乗車も 2023年3月

相鉄新横浜線の運賃転嫁は羽沢横浜国大駅から新横浜駅までを含む場合が対象となる。2019年12月31日。
  • 相鉄新横浜線の運賃転嫁は羽沢横浜国大駅から新横浜駅までを含む場合が対象となる。2019年12月31日。
  • 西谷方面から羽沢横浜国大駅に入る相鉄・JR直通線の12000系電車。相鉄新横浜線は相鉄・JR直通線として2019年に開業した西谷~羽沢横浜国大間も含む。2019年12月31日。
  • 羽沢横浜国大駅の新横浜方。右は相鉄・JR直通線で相互乗り入れを行なっているJR東日本のE233系7000番台。左が「相鉄新横浜線」の羽沢トンネル。2019年12月31日。
  • 東急新横浜線新横浜駅の工事状況。同駅から新綱島駅を含む区間も運賃転嫁が行なわれる。
  • 東急としてはおよそ20年ぶりの新駅となる新綱島駅の工事状況。日吉までを含む区間では同駅と東横線綱島駅の双方で定期券での乗降可能に。
  • 相鉄新横浜線の運賃転嫁の対象となる区間。
  • 相鉄線内主要駅と新横浜までの運賃と想定所要時間。
  • 横浜駅で乗降できる相鉄の新たな定期券サービスの概要。

相模鉄道(相鉄)と東急電鉄(東急)は8月9日、2023年3月に開業する予定となっている相鉄・東急直通線の一部区間について整備費用を運賃に転嫁する加算額の認可申請を行なったと発表した。

西谷方面から羽沢横浜国大駅に入る相鉄・JR直通線の12000系電車。相鉄新横浜線は相鉄・JR直通線として2019年に開業した西谷~羽沢横浜国大間も含む。2019年12月31日。西谷方面から羽沢横浜国大駅に入る相鉄・JR直通線の12000系電車。相鉄新横浜線は相鉄・JR直通線として2019年に開業した西谷~羽沢横浜国大間も含む。2019年12月31日。

相鉄・東急直通線は、西谷~羽沢横浜国大~新横浜間が「相鉄新横浜線」、新横浜~新綱島~日吉間が「東急新横浜線」と呼ばれており、運賃転嫁は相鉄線が羽沢横浜国大~新横浜間、東急線が新横浜~新綱島間を含む区間が対象となる。

相鉄新横浜線の運賃転嫁の対象となる区間。相鉄新横浜線の運賃転嫁の対象となる区間。
東急新横浜線の運賃転嫁対象区間。東急新横浜線の運賃転嫁対象区間。

加算額は相鉄新横浜線が大人普通運賃40円、通勤用定期運賃(大人1か月用)1520円、通学用定期運賃(大人1か月用)580円。東急新横浜線が大人普通運賃70円、通勤用定期運賃(大人1か月用)2620円、通学用定期運賃(大人1か月用)970円。

相鉄線内主要駅と新横浜までの運賃と想定所要時間。相鉄線内主要駅と新横浜までの運賃と想定所要時間。

なお、東急では新綱島駅と東横線・綱島駅が非常に近接していることから、双方の駅から東横線・目黒線方面への運賃が同額となる設定がなされており、定期券については新綱島~日吉間または綱島~日吉間のいずれかを含む場合、新綱島駅、綱島駅双方で乗降ができる取扱いを行なうとしている。

東急新横浜線・新綱島駅と東横線・綱島駅の定期券乗降特例。東急新横浜線・新綱島駅と東横線・綱島駅の定期券乗降特例。

また相鉄では、西谷~新横浜間を含む通勤用IC定期券を利用している場合、追加運賃なしで横浜駅での乗降が可能となるサービスを導入するとしている。

横浜駅で乗降できる相鉄の新たな定期券サービスの概要。横浜駅で乗降できる相鉄の新たな定期券サービスの概要。
《佐藤正樹》

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