BMWは現在、ミドルクラス・クーペSUV、『X6』ラインアップの改良新型を開発中だ。スクープサイト「Spyder7」が、その高性能モデルとなる『X6 M60i』のプロトタイプをスクープした。
X6 M60iは、ラインアップの頂点である『X6M』に次ぐモデルで、『X6 M50i』の後継として誕生する。
捉えたプロトタイプは、スリムなヘッドライトを隠したカモフラージュ状態だ。ヘッドライトの内部には新しいグラフィックのLEDデイタイムランニングライトを備えているはずだ。フロントバンパーには「J」字型エアカーテンを備えるなどこれまで目撃されているLCI(改良新型)プロトタイプとの共通点が見られる。
一方で、前輪には大型のレッドブレーキキャリパーを装備、リアにはクワッドエキゾーストパイプをインストールするなど「M Performance」モデルであることを主張する。またリアバンパーの形状も変わっており、今後はLEDテールライトもアップデートされる可能性が高い。

キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される新しいカーブド(曲面)ディスプレイを採用、ギアセレクターもコンパクト化される。
注目のパワートレインは、4.4リットルV型8気筒「S68」エンジンに、新しいマイルドハイブリッド技術を搭載し最高出力530psを発揮。8速ステップトロニックスポーツギアボックスを組み合わせる。
BMWは2022年終わりまでに、ベースモデル、Mパフォーマンス、MなどX6シリーズすべての改良新型をデビューさせる計画を持っている。