出光興産グループ、四日市製油所でも品質検査不正

昭和四日市石油の四日市製油所
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出光興産は5月20日、子会社である昭和四日市石油の四日市製油所(三重県四日市市)が過去に生産した一部石油製品で、法律に定められている品質試験の一部を実施していなかったことが発覚したと発表した。

出光は5月6日に子会社である東亜石油の京浜製油所(川崎市)で製品試験の不正を公表するとともに、グループ全製油所における製品試験の適切性に関する調査を実施してきた。その過程で新たな不正が発覚した。

昭和四日市石油の品質不正については判明後、是正して5月15日から適切に製品試験を実施しているという。

また、出荷した製品の品質については、製品を生産するための各留分の品質、精製工程の管理状況、規格値合否に影響する品質項目を全て確認した結果、安全上問題ないことを確認したとしている。

出光では、東亜石油、昭和四日市石油での品質不正を重く受け止め、再発防止策の徹底とグループ全製油所の品質管理体制の強化に取り組み、信頼回復に努めるとしている。


《レスポンス編集部》

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