高千穂あまてらす鉄道、過去最高の5502人を記録 大型連休

大型連休の高千穂あまてらす鉄道、過去最高の5502人を記録
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3年ぶりの行動制限のない大型連休となった宮崎県高千穂町の高千穂あまてらす鉄道(あま鉄、高山文彦社長)では全国各地から観光客が訪れ、10日間で過去最高の5502人の入場者数を記録した。

あま鉄は2008年に廃止となった高千穂鉄道の跡地を活用したレジャー施設。5.1kmのコースを屋根のない“グランド・スーパーカート(GSC)”で走行し、高さ105mの高千穂鉄橋からの眺めを楽しめるなど、宮崎県内有数のアトラクションとして知られている。

今年は最大で10連休となり、駐車場は連日満車状態に。県外ナンバーが目立った。最終日の5月8日、東京から来たという30代のカップルは「鉄橋からのきれいな景色だけでなく、トンネル内のイルミネーションや鉄橋の上のシャボン玉、それに運転手さんのトークなどたくさん楽しめました」と話していた。

あま鉄によると、今年4月28日から5月8日までの期間の入場者数は5502人で、過去最高を記録。2019年は4477人で、コロナ前と比べても約23パーセントのアップとなった。ちなみに2020年はコロナ休園、2021年は2415人だった。

「今年は過去3年と比較すると、GSC客車2両化(それまでは30人乗り1両編成)と天候にも恵まれたため、多くのお客様がいらしたと思います」と齊藤拓由専務。密を避けるため定員30人を25人に抑えつつ(2両編成で合計50人)、通常は1日10便運行のところを連休中は最多で15便に増便したりして対応した。

各便毎に客車に消毒液をまいて小まめに清掃するなど、普段より職員は大忙し。「それでも、お客様から『頑張ってください』などと言葉をかけていただきありがたかったです。この仕事に就いてよかったです」というのは、本格的な大型連休の忙しさは初めてという入社3年目の西浦大樹運転手。一方で齊藤専務は「今後も厳密なコロナ対策はもちろん、知床の遊覧船事故を受けてさらなる安全管理を徹底し、遊具とはいえ定期的な点検や職員訓練を、もう一度習熟させていきたいです」と手綱を引き締めていた。


《嶽宮 三郎》

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