フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)の主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車は5月4日、2022年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。特別項目計上前の営業利益は、4.7%増加している。
同社の発表によると、売上高は149億ユーロ(約2兆0510億円)。前年同期の176億ユーロに対して、15.3%減と2年ぶりに前年実績を下回った。
一方、第1四半期の特別項目計上前の営業利益は、5億1300万ユーロ(約705億円)。前年同期の4億9000万ユーロに対して、4.7%増と前年実績を上回っている。
特別項目計上前の営業利益が増加したのは、車種ラインナップと価格設定の最適化が主な要因。特別項目計上前の営業利益率は、前年同期の2.8%から、今期は3.4%に上昇している。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのラルフ・ブラントシュテッターCEOは、「困難な環境下で経営効率をさらに高めた。これは、ACCELERATE戦略における競争力と収益性の持続的な改善に向けて、順調な歩みを続けていることを示すもの」と語っている。