ポルシェ世界販売5%減、日本は3%増と堅調 2022年第1四半期

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ポルシェ(Porsche)は4月14日、2022年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は6万8426台。前年同期比は5%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

単一国の最量販市場には、引き続き米国を上回った中国だ。第1四半期は1万7685台を販売し、前年同期比は20%減と、2年ぶりの前年割れ。米国も1万3042台にとどまり、前年同期比は25%減と2年ぶりに前年実績を下回った。

欧州は第1四半期、前年同期比18%増の2万2791台と、3年連続のプラス。このうち、地元ドイツは6925台を販売し、前年同期比は16%増と、2年連続のプラスとなった。アジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で前年同期比10%減の2万8991台と、2年ぶりに減少した。日本は第1四半期、2101台を登録した。前年同期比は3.1%増と引き続き伸びている。

第1四半期の世界販売の車種別実績では、SUVの『カイエン』が1万9029台で最量販車に。ただし、前年同期比は2.6%減だった。『マカン』が18.4%減の1万8329台で続いた。『911』シリーズは2.1%増の9327台と堅調。『タイカン』は4.2%増の9470台と、911シリーズの販売台数を上回った。『718ボクスター』と『718ケイマン』は、合計で26.7%減の4536台。『パナメーラ』は38.1%増の7735台を販売している。

ポルシェの2021年の世界新車販売台数は過去最高で、初の30万台超えとなる30万1915台。前年比は11%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。

《森脇稔》

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