国土交通省は3月30日、社会や経済情勢の変化に応じて多様化する道路空間へのニーズに対応するため「多様なニーズに応える道路ガイドライン」を策定したと発表した。
ガイドラインは、主に道路の構築・再編を担当する道路管理者や建設コンサルタントなどの関係者に対して、多様なニーズに応えるための検討内容や手順、有用な個別施策など、適用の際のメリットや留意点をとりまとめた。
道路の柔軟な使い方については、車道の幅員構成の変更や時間帯別の道路機能の変更の有無、交通影響の検証の有無などによって分類された3種類の使い方から、検討路線として望ましいものを選定することを基本的な考え方とする。車道の幅員構成を変えない使い方や、車道の幅員構成や道路構造を変える使い方、時間帯別に道路機能を変化させる使い方などの事例を示した。
今後、道路空間の構築・再編の場面で活用されることを期待しているとしている。
道路の柔軟な使い方の内容
(1)車道の幅員構成を変えない使い方
(2)車道の幅員構成や道路構造を変える使い方
(3)時間帯別に道路機能を変化させる使い方