長崎県の長崎電気軌道は3月14日、新型車両6000形6001号の運行を3月24日午後から開始すると発表した。
同車は2月にアルナ車両で製造された全低床電車で、車内は「人にやさしいユニバーサルデザイン」としたオールロングシート仕様で、乗降ドアをノンステップ化。車椅子スペースが2か所設けられている。

制御方式はVVVFインバータ制御で、ブレーキは電気指令式だが、制動時に電力を生成する回生・発電ブレンディングを採り入れることで走行時のCO2排出を抑制する。

台車は低床用に新規に製作されており、車体と台車を繋ぐ「心皿(しんざら)」と呼ばれる部分を可能な限り下げるとともに、小型の三相誘導モーターを組み込むことで、通路部分の低床化を図っている。
