高速道路では雪氷作業車のうしろを走れ

雪氷作業車
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南岸低気圧の影響による大雪のため、関東地方を中心に高速道路で通行止めが発生している。2月13~14日かけては高速道路の利用を控えよう。やむを得ず利用する場合は、路上の雪氷作業車にも注意が必要だ。

凍結防止剤の散布や除雪作業を行なっているのが雪氷作業車だ。気温が下がって凍結の恐れがある時や雪が降った時は、雪氷作業車が2~3台編成で走っていることがある。NEXCO中日本が雪氷作業車に遭遇した場合の注意を呼びかけている。

★追い越さない***

安全のために充分な車間距離をとり、作業車を追い抜かずに走行する。作業車の後ろは路面が整備されているので、雪道・凍結路に比べて安全に走行できる。

★車間距離を充分に***

凍結防止剤散布作業車に近づきすぎると凍結防止剤が車にあたることがある。凍結防止剤が散布された路面や、雪氷作業車の後ろを走行したあとには、車に塩分が付着することがあるので、後で洗車が必要だ。

高速道路における冬季の氷雪作業については以下のようなものがある。

●凍結防止剤散布……路面の凍結を防ぐために、凍結防止剤(固形の塩や塩水などの塩分)を道路に散布する。気温が下がり始める前に出動。

●除雪……安全な路面状態を確保するため、前面にスノープラウ(板状の除雪装置)がついた作業車で除雪。また、モーターグレーダという除雪装置で、スノープラウでは取り除けない固い圧雪を除去する。NEXCO中日本では、豪雪地帯として知られる名神高速道路関ヶ原付近で、各インターチェンジやサービスエリアに約80台の除雪車を配備し、降雪時には15分~20分間隔で除雪作業を行なう。

●除雪……高速道路の路肩にたまった雪は、ロータリー除雪車により本線外に排雪する。ダンプトラックなどで本線外に排雪することもある。

《高木啓》

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