光岡、協力工場2社と車輌製造委託で合意…バディ生産体制強化で納期短縮へ

光岡バディ
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光岡自動車は、新型SUV『バディ』の納期短縮に向け、「トノックス」(神奈川県平塚市)および「三菱ふそうバス製造」(富山県富山市)と車輌製造委託で基本合意。生産体制を強化すると発表した。

バディは、ミツオカ初のSUVとして2020年11月に発表。1980年代頃のアメリカンSUVを彷彿とさせる特徴的なスタイルが人気を集め、累計受注台数が当初計画した年間生産台数(150台)の5倍に達するなど、長期化した納期が課題となっていた。バディは、従来のミツオカ車と比較しても製造効率が向上。主要架装部品が量産性に適した金型による射出成型品や、鉄板プレス成型品を多用することで製造委託に適した商品となっている。今回、2社への委託生産を行うことでバディの年間生産能力を大幅に向上。一部仕様を除き、現時点での納期約2年を1年半程度へ、約6か月程度前倒しできる見通しとなる。

トノックスは、1950年創業以来、自動車車体架装メーカーとして事業の拡大を続けており、自動車メーカー各社の協力工場として稼働するなど、その技術力には定評がある。ミツオカと同じ架装事業も手掛けていることからかねてより親交があり、追加増産に向けての車輌製造委託を快諾した。

三菱ふそうバス製造は、1950年呉羽自動車工業として設立。1993年以降はミツオカと同じ富山市婦中町地区にてFUSOブランドのバス製造を一手に担っている。婦中町地区にはバス関連部品の製造企業も多く、今回の車輌製造委託については、地域活性化を目指す両社から生まれた自然な流れの中での合意となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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