箱根登山鉄道と箱根ロープウェイは1月11日、2022年4月1日付けでの合併を国土交通省に認可申請したことを明らかにした。
箱根登山鉄道は小田原駅(神奈川県小田原市)と強羅(ごうら)駅(神奈川県箱根町)を結ぶ15.0kmの鉄道線、強羅駅と早雲山駅(神奈川県箱根町)を結ぶ1.2kmの鋼索線(ケーブルカー)を運営し、不動産業や名産店業、温泉・遊園地業を兼営している。
一方の箱根ロープウェイは、早雲山駅と桃源台駅(神奈川県箱根町)を結ぶ4.035kmの索道(ロープウェイ)を運営し、飲食・売店業や賃貸業を兼営している。
ともに小田急箱根グループの一員で箱根観光の一翼を担っていることから「経営資源を集中することで、目まぐるしい事業環境の変化に柔軟に対応できる機動的且つ効率的な経営体制」を構築するとして、合併に合意した。
合併が認可されると、箱根登山鉄道が存続会社となり、商号は「箱根登山鉄道」が継続使用される。これにより同社は京福電気鉄道や近畿日本鉄道と同様に、鉄道・ケーブルカー・ロープウェイを兼営する鉄道会社となる。