マツダ、販売・コスト改善で最終利益239億円…コロナ禍前の4割増 2021年4-9月期決算

2021年度上半期、日本国内登録車販売台数で、マツダ1位のマツダ2
  • 2021年度上半期、日本国内登録車販売台数で、マツダ1位のマツダ2
  • マツダ CX-5 XD エクスクルーシブモード
  • マツダ CX-30(北米仕様、参考)

マツダは11月10日、2021年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。販売台数は減少したものの、販売の質やコスト改善でコロナ禍前を上回る最終利益239億円を確保した。

第2四半期累計期間のグローバル販売台数は、前年同期比14.1%増の66万台。コロナ禍前の2019年上半期と比較して9.6%減まで回復した。半導体供給不足による生産制約に対し、米国など販売好調な市場への優先供給、リーンな在庫での効率的なオペレーションを実行し、販売台数を伸ばした。

市場別内訳は、国内が同19.0%減の6万台、北米は同34.6%増の24万9000台、欧州が同30.8%増の10万6000台、中国は同24.0%減の8万9000台。その他地域は同28.9%増の15万6000台だった。

販売台数増加などにより、売上高は同113.3%増の1兆4959億円、営業利益は397億円(前年同期は528億円の損失)となった。経常利益は339億円(同533億円の損失)、四半期利益は239億円(同930億円の損失)。2019年上半期との比較では、減産に伴う出荷減などにより12.4%の減収となったものの、変動利益改善/固定費効率化などの取り組みを継続し、営業利益は53.9%、最終利益は44.0%の増益を達成した。

今期の連結業績見通しについては、グローバル販売台数を131万1000台(前回予測比-9万8000台)、売上高を3兆2000億円(前回予測比-2000億円)に下方修正。経常利益は610億円(同+60億円)、純利益は410億円(同+60億円)に上方修正。営業利益は前回予測の650億円を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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