フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月28日、2021年1~9月期の決算を発表した。
同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、1865億9900万ユーロ(約24兆7300億円)。前年同期の1554億8600万ユーロに対して、20%増と2桁増を達成した。
また、1~9月期の営業利益は、139億5300万ユーロ(約1兆8490億円)。前年同期の16億9300万ユーロに対して、約8.2倍の増益となった。
一方、2021年第3四半期(7~9月)の決算は、売上高が前年同期比4.1%減の569億3100万ユーロ。営業利益は18.5%減の25億9500万ユーロにとどまった。これは、世界的な半導体不足により、生産が落ち込んだ影響だ。
フォルクスワーゲングループのヘルベルト・ディースCEOは、「第3四半期の業績は生産性の向上に取り組む必要性を改めて示している。カーボンニュートラルなデジタルモビリティへの変革を積極的に推進していく」と述べている。