札幌市電初の連結車M101号、引退へ…10月は7-21時に毎日運行、記念乗車券も

1960年製の240形246号とすれ違う環状内回り線のM101号(奥)。すすきの停留場付近。2021年7月25日。
  • 1960年製の240形246号とすれ違う環状内回り線のM101号(奥)。すすきの停留場付近。2021年7月25日。
  • 狸小路停留場に停車する環状内回り線のM101号。2021年7月25日。
  • ラストラン月となる10月の運行時刻。
  • M101号の引退記念乗車券。市電専用乗車券(大人200円)5枚がセットに。エディションナンバー入り。ほかにブレーキハンドル型ボトルキャップオープナー(1000円)やつり革ペットボトルホルダー(2種各300円)などの記念グッズも発売。
  • M101
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札幌市電を運営する一般財団法人札幌市交通事業振興公社は9月22日、札幌市電初の連結車としてデビューしたM101号のラストラン計画を発表した。

同車は1961年、ラッシュ時の輸送力増強を図るためTc1形Tc1号(Tc1)とコンビを組む連結車として登場し、Tc1とともに「親子電車」と呼ばれていた。

Tc1が1970年に引退してからは、半世紀にわたりM101号の単独運行が続いていたが、2021年10月31日を最後に運用を終了することになっている。

ラストランを迎える10月には、おおむね7~21時に毎日運行。平日が環状内回り、土休日が環状外回りで運用され、10月31日は、すすきの停留場発基準で21時7分発中央図書館前行き(環状外回り)が最終便となる。

なお、このラストランを記念して、10月1日から札幌市交通事業振興公社のウェブサイトで引退記念乗車券を1000セット限定で発売する。発売額は1000円で1人5セットまで購入できる。

また、10月4日からは札幌市営地下鉄大通駅(札幌市中央区)構内の札幌市交通事業振興公社総務企画部で、サイト発売での残部があれば発売する。2022年3月31日まで発売されるが、売り切れ次第終了となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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