猛暑や長雨、犬の散歩が難しい---本能を刺激しながら飼い主も楽しめるおうち遊び

おやつの取り合いも遊びのうち
  • おやつの取り合いも遊びのうち
  • 外出できない時もできるだけ楽しい時間を
  • 色んな場所におやつを隠せます
  • 試行錯誤しながらおやつをゲット!
  • 「全集中」でおやつを探します
  • 両手を器用に使います
  • ロボットに興味津々
  • 室内でもジャンプ!

基本的には外で遊ぶのが大好きな犬たち。できるだけ楽しい時間を過ごさせたいと思うのは、愛犬家の共通した思いでしょう。でも最近の夏は、夜でも30度近い酷暑で熱中症のリスクも少なくありません。新型コロナウイルスの影響で、涼しい所への旅行も難しい日々が続いています。そんな時に最適なのは、室内でできる遊びです。

お家遊びにおすすめな、鼻と頭を使うアイテム

おすすめは、鼻と頭を使って遊べるアイテムです。愛犬たち、毎日の生活は「三食昼寝付き」ならぬ「二食(の場合が多いと思います)昼寝付き」です。待っていれば自動的にご飯が出てきて、お腹いっぱい食べることができます。家庭犬の場合、生きるための捕食能力を使う機会はほとんどないでしょう。そんな環境では、最大の武器である嗅覚を使い、大好きなおやつを見つけるゲームが意欲向上やストレス解消などのメリットがあると思います。

「環境エンリッチメント」の考え方

以前、日常生活に支障が出るまで同じ行動を繰り返す、「常同障害」という精神的な病気について紹介しました(参考記事)。この疾患の解消法として、動物園などが導入している手段の1つが「環境エンリッチメント」の考え方です。例えば、自分で工夫しないと食事にありつけない給餌装置に餌を入れます。与えられる餌をただ食べるのではなく、動物は自ら考えて行動を起こす「仕事」をする必要に迫られます。仕事の成果として食物が得られる環境を与えることで、ストレス解消につながり常同障害が改善するそうです。

試行錯誤しながらおやつをゲット!

退屈は犬たちにも苦痛

動物園の動物と同様、犬たちも刺激が少なくなると退屈さを感じるのでしょう。これは私たち人間も同じですよね。当家の愛犬たちも、室内で過ごす日が続くと自分の爪をカリカリかじったり、前足をペロペロ舐め続けたり、常同「行動」をとることがあります。生活や健康に支障が出る過剰なレベルではないので、常同障害ではないと診断されています。でも、外出できない時もできるだけ楽しい時間を過ごさせたいものです。

チワプーのひめりんご

くんくんマット

よく使うのは、我が家で「くんくんマット」と呼んでいるフエルトの布です。筒や格子、ひだ状など色々な形の布がたくさん取り付けられています。隙間に隠した大好きなおやつを、愛犬たちが匂いで探します。見つけたら、どうやったら取り出せるか考えて鼻や前足、口を使っておやつを「掘り出して」食べます。

色んな場所におやつを隠せます

クローゼットからこのマットを取り出すと、吠えながらジャンプして近づいてくるのでお気に入りの遊びなことが分かります。最後の1つまで食べたくて、始めると15分くらいは声を掛けても無視されます…。このマット、裏側にはゴムの滑り止め加工が施されているため、愛犬も心置きなく「堀りほり」できるようです。なお、隠すおやつはグリーンピース半分くらいのサイズに小さく切っています。食べ過ぎには注意しましょう。

一緒に遊ぶ時間がない場合に便利な知育玩具

いわゆる知育玩具的な物も使います。転がしたり、噛んだり、工夫しておやつを取り出して食べるおもちゃが色々あります。ゴムでできた骨の形をしたおもちゃは、前脚で器用に持って両端の膨らみに入ったおやつを口で取り出します。ちょっと大き目なダルマ型のおもちゃは、前脚や鼻先で突っついて傾けるとおやつがこぼれる仕組みです。愛犬たちは「全集中」でおやつを食べようとするので、相手をしてやれない時にも便利なツールです。

両手を器用に使います

ハイテクおもちゃも

スマホのアプリで操作できるおもちゃもあります。前後左右への移動や、回転、振動といった動きをします。中に入れたおやつを「発射」する操作もあり、愛犬の好奇心を誘いながら一緒に遊ぶことができます。性格によっては、最初は怖がる場合や攻撃態勢をとる場合があります。すぐに慣れますし、安全な形状なので愛犬の反応を見るのも楽しい経験になると思います。

ロボットに興味津々

室内アジリティ

そのほか、手軽に組み立てられるアジリティ用品も色々な種類が売られています。

慣れれば華麗にジャンプできます

ハードル、トンネル、スラロームなどを組み合わせて、室内で運動ができます。

始めは怖がるトンネルは誘導して

経験的に、柴犬くらいのサイズまでは一般家庭のリビングルームで楽しめると思います。愛犬を誘導していると、人間にとってもなかなかの運動量になります。飼い主の運動不足解消にも、室内アジリティはおすすめです。

ハードルも最初は意味が分かりません。教えてあげましょう

動物と暮らすということは、彼ら・彼女らと経験を共有するということ。共に過ごす時間を、お互いにとってより楽しいものにしていきたいですね。

室内でもジャンプ!

犬だけでなく、猫やそのほかの動物たちとも、それぞれに合った付き合い方があると思います。

《石川徹》

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