フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)の主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車は5月7日、2021年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は199億8400万ユーロ(約2兆6447億円)。前年同期の189億6500万ユーロに対して、5.4%増とプラスに転じた。
また、第1四半期の営業利益は、9億ユーロ(約1191億円)。前年同期の4億8100万ユーロに対して、87%増と回復している。
大幅な増益となったのは、前年同期が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大によって、大幅な減益となっていたため。今期は主力の中国市場だけでなく、南北アメリカでも力強い回復を果たしたという。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのラルフ・ブラントシュテッターCEOは、「すべての主要な業績評価指標の改善は、過去数か月の加速戦略と厳格なコスト管理が勢いを増していることを示すもの。これに基づいて、e-モビリティとデジタル化に重点を置いて、体系的に変革を推進していく」と語っている。