SUPER GT第2戦はいつもの風景、そしてレジェンドを追悼

土屋春雄氏追悼セレモニー
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  • ピットビューイング
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  • つちやエンジニアリングが走らせる25号車 HOPPY Porsche
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  • つちやMR2
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SUPER GT第2戦 たかのこのホテル FUJI GT 500km RACEが5月3~4日、富士スピードウェイで行われている。レースはもとより、観戦風景などもだいぶ通常の風景に戻りつつある。そしてSUPER GTに深く貢献したレジェンドの追悼が行われた。

SUPER GTのなかで、例年最大の観客数を誇るゴールデンウイーク開催の第2戦。しかし今年は新型コロナの影響や社会情勢を鑑みて、観客がスタンドを埋め尽くす訳ではなく、感染拡大防止を行った上での開催となっている。事前抽選で観戦人数を絞り、マスクを着用し、声を出すことを禁止しての開催だ。

選手やレースクイーンとの接触をしない条件で、ピットビューイングも行われた。今までのピットウォークではピットレーンを埋め尽くすほどの観客がピットやマシン、ドライバーとの記念撮影などを行っており、それがSUPER GTの楽しみのひとつでもあった。しかし混雑を生み出すこともあり、今回は人数を絞っての開催となった。ドライバーもアピアランスを行わずグッズ配布も無いが、落ち着いた雰囲気となった。

また、午前中の練習走行前には、先日亡くなった、つちやエンジニアリングの土屋春雄氏を追悼する黙祷が行われた。

つちやエンジニアリングといえば、プライベーターの雄としてワークスと対等にレースを行い、多くのSUPER GT関係者やレースファンやに影響を与えた存在だ。そんな土屋氏をしのび、往年に活躍した『つちやMR2』も会場に姿を表して、全チームがマシンをピットから出し、全員が整列して黙祷した。

つちやエンジニアリングの土屋武士氏は「レースの始まる直前に、このような事をしていただき感謝しています。息子としてだけでなく、客観として見ても土屋春雄はレース界の宝だったと思いますし、偉大な職人だったと思います」と語る。

「一番近い息子としての立場で見れば、あんな頑固職人は生まれないだろうなと思います。一緒にやった仲間だけでなくそれ以外の方でも、何かを感じてもらえればと思います。今はレースの真っ最中ですので、そこまで気持ちを向かわせては無いですが、感謝もしていますし、みんなと一緒に良いレースをしたいと思います」

《雪岡直樹》

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