ルノーグループ(Renault Group)は4月22日、2021年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は66万5038台。前年同期比は1.1%増と回復している。
全販売台数66万5038台の内訳は、乗用車が前年比3.4%減の54万8945台と、減少傾向にある。一方、LCV(小型商用車)は30.3%増の11万6093台と、2年ぶりに前年実績を上回った。
またブランド別では、ルノーが前年同期比1.3%増の43万3662台と回復。ダチアも、前年比10.2%増の12万1231台とプラスに転じた。韓国のルノーサムスンは、37.4%減の1万2227台と、2年ぶりに前年実績を下回った。2017年に傘下入りしたロシアのラーダは、0.1%減の9万0472台。アルピーヌは、15.3%増の423台と回復した。
ルノーブランドの第1四半期の市場別実績では、日本が2207台を売り上げた。前年同期比は17.7%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
国別の販売台数ベスト5は、フランスが13万5957台で首位。以下、ロシアが11万4272台、イタリアが4万1969台、ドイツが4万0230台、ブラジルが3万3186台で続いている。
ルノーグループの2020年の世界新車販売台数は294万9849台。前年比は21.3%減と、2年連続で前年実績を下回っている。