半室グリーン車と中間車に乗る最後のチャンス…JR四国が廃車予定の2000系気動車に乗るツアー 5月8・9・15日

土讃線を行く2000系気動車。編成右手が半室グリーン車の2000形。現在、同車は予讃線の『宇和海』、土讃線の『あしずり』に定期運用を持つが、いずれも先頭車同士の2両単位での運用となっているため、中間車の2200形が形式消滅。グリーン車の営業もないため、2000形も共に姿を消すことに。
  • 土讃線を行く2000系気動車。編成右手が半室グリーン車の2000形。現在、同車は予讃線の『宇和海』、土讃線の『あしずり』に定期運用を持つが、いずれも先頭車同士の2両単位での運用となっているため、中間車の2200形が形式消滅。グリーン車の営業もないため、2000形も共に姿を消すことに。
  • 土讃線の2000系気動車。編成最後尾が半室グリーン車の2000形、最後尾から2両目が運転台のない2200形。
  • 「Forever2000&2200」の行程。

JR四国は、3月のダイヤ改正で土讃線特急『南風』『しまんと』の定期運用から撤退した2000系特急型気動車に乗車するツアー「Forever2000&2200」を5月8・9・15日に実施する。

1989年3月のダイヤ改正で登場した2000系は、世界で初めて制御付き振子を搭載した画期的な車両で、1990年には量産車が登場し、土讃線や予讃線の特急で運用されていた国鉄型のキハ181系やキハ185系を置き換えた。

1995年には130km/h運転に対応したN2000系も登場し、高徳線の『うずしお』などに投入されたが、2017年には車体傾斜方式の2600系、2019年には制御付き振子式の2700系といった後継車が登場したため、3月改正後の定期運用は予讃線の特急『宇和海』、土讃線の特急『あしずり』に残るのみとなっている。

今回実施されるツアーは、非貫通型先頭車で半室グリーン車の2000形、中間車の2200形、貫通型先頭車の2100形による3両編成に乗車するもので、2000形と2200形については廃車されるため、最後の乗車機会になるという。

各日とも、高知を10時頃に出発する行程で、5月8・15日は多度津まで往復。5月9日は高知→窪川→土佐山田→高知のコースとなる。

各日とも78人を募集し、旅行代金は普通車プランが大人1万7000円・子供15000円、グリーン車プランが大人2万2000円・子供2万円。

申込みは4月12日10時からワープ高知支店・JR四国ツアーで受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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