福岡市営地下鉄にリニューアル車…安全・信頼性などを向上した2000N系 1月7日から運行

車体上部の帯や号車表示ステッカーなどが追加されている2000N系の車体。
  • 車体上部の帯や号車表示ステッカーなどが追加されている2000N系の車体。
  • 車端部は優先スペースの識別を色で容易に。車椅子やベビーカーでの利用を考慮して、二段手すりも設けられた。
  • 車内は照明がLED化され、吊り手はすべて更新の上、増設。ドア付近は注意喚起シールの貼付や視認性の向上などで乗降時の安全性を向上。
  • ドア上の車内案内表示器は大型化の上、4ヶ国語対応に。視覚・聴覚障害者に配慮して扉開閉表示灯やスピーカーが追加されている。
  • 2000N系のロゴ。

福岡市交通局は1月5日、福岡市営地下鉄2000系のリニューアル車を1月7日から運行すると発表した。

2000系は、1993年3月の空港線・博多~福岡空港間開業を前にした1992年12月に登場、福岡市営地下鉄初のVVVF車だった。空港線(姪浜~博多~福岡空港)では、1981年7月の1号線(当時)・天神~室見間開業時から1000系が運用されており、その増備車として導入された。2000系は1998年までに6両編成6本36両がそろっている。

初期の車両で30年近く、最新の車両でも20年以上が経過しているため、1編成がリニューアルされることになり、車両の安全性や信頼性、バリアフリー化、省エネ化、内外装の更新、乗り心地の改善などが図られている。

このリニューアル車は、未リニューアル車と区別するため「2000N系」と呼ばれることになり、車体上部に帯を追加するなど、識別しやすくなっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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