小田急でも終電繰上げ・初電繰下げ…新宿発終電は10分程度繰上げ 2021年春

新宿駅では、平日23時42分~0時53分発が10分程度の繰上げとなる。
  • 新宿駅では、平日23時42分~0時53分発が10分程度の繰上げとなる。
  • 鉄道メンテナンスの担い手不足
  • 小田急における2020年9月の平日平均利用率(対前年同月比)。新型コロナウイルスの感染拡大やライフスタイルの変化により全般的に減少傾向で、終電付近の利用率がほぼ半減している。
  • 小田急の終電繰上げ・初電繰下げ概要。
  • 線路設備メンテナンスにおける業務効率向上
  • 業務効率向上に活用する保線重機
  • 業務効率向上に活用する保線重機
  • 電気設備メンテナンスにおける点検内容の充実と業務効率向上

小田急電鉄(小田急)は11月4日、2021年春のダイヤ改正で終電時刻の繰上げ、初電時刻の繰下げを実施すると発表した。

JR東日本やJR西日本で実施するものと同様に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴なうライフスタイルの変化、夜間を中心に行なう保守作業の時間確保や効率化、安全・防災対策工事の工期短縮などを目的としており、対現行比で各駅での終電を10~20分程度繰り上げ、一部の初電を5~15分程度繰り下げるとしている。

これらが実施されると、平日下り新宿発の場合、小田原方面は現行23時42分~0時53分発6本が、向ヶ丘遊園まで10分程度、向ヶ丘遊園→小田原で20分程度、片瀬江ノ島方面は現行23時42分発、23時57分発(相模大野乗換え)が10分程度、多摩線唐木田方面は現行0時38分発(新百合ヶ丘乗換え)が20分程度の繰上げとなる。

一方、平日上りの場合、小田原発の2本(現行23時36分、0時3分)が町田まで15分程度、町田→成城学園前で20分程度、片瀬江ノ島発現行23時40分~0時25分の4本が、町田まで10分程度、町田→成城学園前で20分程度、成城学園前→経堂で10分程度の繰上げとなり、それ以外の区間はほぼ現行通りとなる。

初電の繰下げについては、平日上りの場合、現行の小田原4時45分発が新松田まで10分程度、相模大野→向ヶ丘遊園で10分程度、経堂→新宿で5分程度、現行の片瀬江ノ島4時54分発が大和→相模大野で15分程度、現行の唐木田4時43分発が新百合ヶ丘まで10分程度。平日下りの場合は、現行の新宿5時発が相模大野→新松田で5分程度となり、それ以外の区間は、上下ともほぼ現行通りとなる。

なお、ダイヤ改正の詳細については12月中に発表される予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集